2024.04.18

マーケティング

効果を最大化させるための「WEB広告基本のき」

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このコラムを読んで頂いている方の中には、弊社の同業者以外の方でも、自分でリスティング広告やバナー広告などのWEB広告を運営(制作会社、広告代理店へのディレクション含む)されている方も少なくないと思います。

今回はそんな事業会社のWEB広告ご担当者様向けに、入門的なお話をしたいと思います。

目次

WEB広告の種類

ますここでは代表的なWEB広告を3つご紹介したいと思います。それはリスティング広告バナー広告媒体への出稿です。

それぞれ簡単に概要を説明します。

リスティング広告

WEB広告と言えば多くの方がイメージされるのが、このリスティング広告だと思います。
Google、Yahooそれぞれに出稿できます。

ここではGoogleでもYahooでも同じ仕組みですが、ユーザが検索をします。ここでは仮に大阪の方が東京に出張に来るために検索をしているとしましょう。仮に宿泊希望先を東京駅付近としましょうか。その場合、次のような検索をユーザは行うと思います。

・東京駅 ビジネスホテル
・東京駅 安い ビジネスホテル
・東京駅 近い ビジネスホテル

もちろん他にも候補はありますが、一旦この3つで話を進めます。これらの検索ワードで検索をしてくるユーザに、東京駅近くのビジネスホテル情報を提示すれば予約される可能性が高まりますよね。

そういった性質なので、リスティング広告は課題が顕在化しているユーザに向いていると言えます。

バナー広告

バナー広告にもいくつか種類があり、ここではGDN。YDNSNSの2つに分類したいと思います。

まずGDN、YDNですがGoogle、Yahooが持っている広告枠のあるWEBサイト(巨大なものから個人のものまで幅広く)に、バナー広告を出稿することが出来ます。自社の商品やサービスを購買しそうなユーザが集まりそうなサイトへランダムにバナーを表示させることが可能です。

ランダムと言ったのが、この後説明させていただく「媒体への出稿」とは異なり、確実に狙ったWEBサイトに、一定期間優先的にバナーを表示させるものではありません。表示させたいWEBサイトにはほぼ表示されず、あまり表示してほしくないWEBサイトに表示されたりなんてことも物理的には起こりえます。

次にSNSは分かりやすいと思いますが、FacebookやX(旧Twitter)への広告出稿です。

媒体への出稿

エンタメ、ファッション、ビジネス、スポーツなど様々なWEBメディア(媒体)がありますが、そこに純広告タイアップ(記事)広告といったスタイルで出稿します。

先に説明させていただいたGDNなどと何が違うかと言えば、GDNでは確実に「〇〇」という媒体の、一番目立つ位置にバナーを出稿することは出来ませ。一方純広告だと確実に一定期間、出稿したい位置に出稿することが可能です。ただしGDNに比較し高額になります。

タイアップ広告はバナーではなく、媒体内に記事として自社の商品・サービスを出稿する広告です。

覚えおきたい広告用語

では次に現場の方が抑えておきたい広告用語をご紹介します。

インプレッション 広告が表示された回数
クリック率(CTR) 表示された広告がクリックされた率
クリック数(CTC) 表示された広告がクリックされた数
コンバージョン率(CVR) クリックしたユーザが、購入や資料請求などの行動を起こした率
コンバージョン(CV) 商品購入や資料請求などの数

インプレッション

リスティング広告でも、バナー広告でも同じですが、シンプルにユーザが自社の広告を「見た」数になります(クリックはしていない状態)。野球に例えれば出場試合数といったところです。

クリック率 / クリック数

インプレッションはユーザが閲覧した広告をクリックした数とその率になります。野球に例えれば打席にたった数です(打率ではないです)。

コンバージョン率 / コンバージョン

コンバージョンの内容は各社まちまちです。ECサイトであれば即購入になるでしょうし、BtoBであれば商談への申し込み、資料請求(ホワイトペーパーダウンロード含む)、ウェビナーへの参加などがあります。

野球に例えればここがヒット数、打率です。

広告効果を最大化させるための考え方

今の野球の例えですが、ヒット数を増やすにはどうすべきか?大きく2つあります。

・打席に立つ数を増やす
・打率を上げる

この2つです。打席に立つには方法が2つあります。それは出場試合数を増やすことと、上位打順に入ることになります(この例えは分かりにくいかもですね…要するに、試合数が増えれば打席数も比例して増える。かつ、上位で打てば打席に立つ確率が上がるという考えです)。

出場試合数を増やすというのは、インプレッションを増やすということになるので、ここは検索ワードの見直しに加え、シンプルに広告費用の引き上げも重要です。

では、もう少し細かく説明します。

クリック率を上げるには

ここではリスティング広告を例えにします。

まずは検索キーワードと、連動した広告文になっているか確認しましょう。例えば「東京駅 近く ビジネスホテル」というキーワードだった場合次の2つの広告文があるとします。皆様ならどちらをクリックしたくなりますか?

(A)東京駅直結!Wi-Fi環境も整いビジネスに最適なホテル
(B)有楽町のビジネスホテル!皇居観光にも最適な環境!

誘導尋問のようですが、多くの方は(A)だと思います。(B)の何が問題かと言えば、東京で生活されている方であれば、東京駅も有楽町駅も徒歩で移動できる距離なので、「東京駅付近」という条件に合致していますが、東京に馴染みない方には分からない方も少なくないでしょう。また出張で使うのに「観光地案内」をしてもささりませんよね。

このように検索ワードと連動させ、かつ、よりユーザ心理上「クリックしたい」と思えるタイトルに微調整を行っていくことがクリック率を高める手法になります。

コンバージョン率を上げるには

こちらもリスティング広告を前提で話をします。

そもそも商品・サービスの市場ニーズがどの程度あるのかを知っておく必要はありますが、その上で重要になってくるのは受け皿ページ(ランディングページ)を含めたWEBサイトの活用です。

先の「東京駅 近く ビジネスホテル」という検索ワードを前提にした場合、受け皿のランディングページが次の2つの場合、どちらなら申し込みをしたくなりますか?

(A)ビジネスホテルの外観写真と、「東京駅直結、ビジネスに最適な〇〇ホテル、エリア最安値」のキャッチコピー
(B)東京タワーが写り込んだ東京の夜景写真と、「疲れが癒える大浴場、東京観光にも最適!今なら缶ビール1本プレゼント」のキャッチコピー

こちらも誘導尋問になりますが明らかに(A)だと思います。このように検索ワード、広告文に連動したランディングページの存在が重要になります。
他にもWEBサイトをどのように活用していくべきかを、4月23日にオンラインセミナーでお話しします(弊社出演は11時20分から25分間)。

他にも合計15社によるリード獲得のノウハウが一同に聞けるチャンスですので、ぜひご参加ください!

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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