2023.07.19

マーケティング

【広報・マーケ・営業推進の方必見】CTAを向上させる具体的手法

  • 色彩心理
  • CTA
  • コンテンツマーケティング
  • WEBマーケティング
  • WEB広告
  • WEBサイト

事業会社様の広報・マーケティング・営業推進などのご担当者様は、日々リード(営業リスト)獲得に頭を悩ませておられるのではないでしょうか。

今回はWEBマーケティングで効果を上げるためのCTAについて、具体的な施策法などをご紹介したいと思います。

目次

CTAについて

マーケティング用語におけるCTAとは「span style=”font-weight:bold; color:#f66;”>Call To Action(コールトゥアクション)」で、頭文字3つを略した呼び方です。

単にアクションを起こさせるためのボタン代わりに「CTA」と使われる方も少なくないですが、一応マーケティング上では「どうやってアクションを起こさせるのか」つまり「クリック」をさせるのかという概念ですが、今回は現場のご担当者様が対応できる、またはネクストソリューションズのような外部の制作会社に依頼する際に、知っておくと便利なノウハウをお伝えします。

CTAは単なるボタンの細工ではない

一部に資料請求や、ホワイトペーパーダウンロード、あるいはウェビナー参加。
もう少し踏み込んでそれぞれのタイトルのことを指している情報を散見しますが、本来の意味としては「単なる小手先のボタンの細工ではない」ということです。

よく考えてみてください。
資料請求も、ホワイトペーパーもウェビナーもサイト訪問者(以後ユーザ)の立場では、相手企業に自らの個人情報(リード)を渡すことだと分かっていますよね?

ストレートな表現をすれば、アクションを起こすということはユーザの立場になれば「後日営業される」ということは分かっています。
つまり「営業される」リスクを負ってまで「クリックしたい」と思わせる「演出」が必要だということです。

CTAの具体的手法~3選~

今回は同業他社の方もご参考に頂いているかもしれませんが、出し惜しみなく現場の方が押さえておきたい「CTAの具体的な手法、3つ」をお伝えします。
(もちろんこれ以外にもありますが、現場の方向けに3つに絞ってご説明します。)
それは次の3つです。1つづつ解説していきます。

  • 色彩心理を知る
  • 背中を押すノベルティの準備
  • 心理学のツァイガルニク効果

色彩心理を知る

心理学と言えば難しく感じられるかもしれませんが、今回は簡単に3つだけご紹介します。
それは以下です。

  • 積極的にさせる赤など暖色系
  • アクション上は気持ちを減退させる青系
  • なんの感情も持たない無彩色

まず赤系ですが、こちらは是非スマートフォンなどで試して頂ければと思いますが、下記写真をご覧ください。

分かりやすいように、少しオーバーに画像処理をしておりますが、左の「ぶり大根」の方が美味しそうに見えませんか?
美味しそうということは、つまり「食べたい」ということですが、左の写真には赤を足して「食べたい=欲しい」と思わせるための処理を行っています。

一方右の写真は減退色である青を足して「欲しくない」という処理を行っています。
もちろん青にもポジティブな効果があり(集中力向上等)、例えば勉強部屋や、また冷静になるといったところで寝室などは青を基調としたコーディネートが好ましいのですが、アクションを起こさせるのは赤が望ましいです。

あと無彩色と呼ばれる「黒」や「グレー」もボタンによく活用されていますが、効果を考えるのであれば、アクションボタンは赤系を選択することが望ましいです。

背中を押すノベルティの準備

冒頭で触れましたが「ホワイトペーパーのタイトル」はCTAとは呼べません。そうではなく例えばウェビナーに申込&参加していただければ、関連情報を記載したホワイトペーパーをプレゼントのように何かノベルティ的なものをユーザに与え、アクションを起こさせることもCTAです。

ただしノベルティも予算が仮に自由につくといって、なんでもプレゼントすれば良いというわけではなく景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)もあるので、会社の法務担当者のチェック。また中小企業などで専任の担当者が不在の場合は、外部の専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。

一般社団法人全国公正取引協議会連合会様のWEBサイトによると、BtoBであれば大抵取引価格は5,000円を超えることが多いと思いますので、総額が売り上げ予定総額の2%まで(最高でも10万円まで)と定められているようです。

心理学のツァイガルニク効果

次にページ内のストーリー構成です。例えばアクションが「ホワイトペーパーをダウンロードしてほしい」のであれば、続きを個人情報を渡してでも見たいと思えるような構成であることが望ましいです。

「今話題の〇〇についてホワイトペーパーを準備しました。ぜひダウンロードください」ではストーリー性がないので、ホワイトペーパーで扱う内容のあらすじなどを予告編として紹介し、「続きを」読みたくさせること。
心理学では「ツァイガルニク効果」と言います。その効果を最大化させるために、なるべくランディングページではアクションボタンを少なくして「続きはこちら」一択のようなページ構成が望ましいです。

大事なことは「営業したい」ではなく「自分が欲しいと思えるか」という視点

CTAは制作会社や広告代理店のプランナーやクリエイターであれば当然考慮していなければなりません。
ですが高度なテクニックというよりも、分かっていれば現場のご担当者が外部の制作会社に対しディレクションを行うことも可能なものです。

ただ事業会社様のご担当者様の場合、往々にして「営業したい」という気持ちが勝りすぎ、押し売りのような文言になるケースも少なくありません。

ユーザは当然「営業する側」ではなく「提案を受ける側」です。
自分自身が「欲しいなぁ」「クリックしたいなぁ」と思えるか否か、その視点を大事にして設計するようにすることが望ましいです。

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

DX推進のための役立ち資料

セミナーのご案内

CONTACT / OFFICE

CONTACT

TOKYO OFFICE

03-5422-3850

ACCESS

OSAKA OFFICE

06-7777-9633

ACCESS