2023.08.31

ビジネス

【経営者・管理職向け】リモートワークが不安な方へ

  • リモートワーク
  • 働き方
  • ビジネス

新型コロナウイルス感染症がきっかけで大きく進んだ日本のリモートワーク。

もちろん全業種で採用できるわけではありませんが、やはりまだまだ「会社はみんなで顔を合わせて月1回はリアルで飲み会をして...」と言った考えの方もいらっしゃるのが事実だと思います。

一方で多様な働き方は確実に社会に浸透し、企業が追い付いていかなければ、労働力人口が減少が止まらない中、若い優秀な人材に敬遠されてしまう要因にもなりかねません。

今回はリモートワークにネガティブな経営者、管理職の方向けに、リモートワークを導入するための心得をお伝えしたいと思います。

目次

出社の効果を再確認してみましょう

まず大前提ですが、今までと同じ…と保守的になっている可能性がないか振り返ってみてはいかがでしょうか?
接客や現場ワークで、そもそもリモートワークが出来ないというのは仕方がありません。

ただ内勤職であれば、本当に出社が必要か?
よくネガティブ派の方が、下記のような不安を挙げられることが多いと思いますが、これも振り返ってみましょう。

  • コミュニケーションが取れない
  • 管理が出来ない

そもそもコミュニケーションですが、会社で日々会話ってどの程度ありますか?
意外と「おはようございます」「お疲れさまでした」以外、全く言葉を交わしていないなんてことありませんか?

そして管理。これも目の前にいれば本当に管理ができていますか?
例えば営業マネージャーの方で、チームメンバーが一日どれぐらいテレアポをしたか等、随時チェックをしたいのであれば、スプレッドシートなどでリアルタイムで1時間おきなどで、何件架電した、受け付け突破何件、アポ獲得何件などを書き込んだ方が、口頭ベースよりよほど効率よく実態がつかめるのではないでしょうか?

出社とリモートワークのハイブリッド型

例えば先の営業の方であれば、週1回営業部で決めたテレアポデーなどがあったとします。
テレアポは精神的にもキツイ仕事ですし、現場のチームメンバーも「愚痴」などをこぼせる相手が近くにいた方が、結果として仕事がはかどるなどもあると思います。

であれば、リモートワークか出社かのように「1か0か」のような判断ではなく、両方を取り込んだハイブリッド型などに取り組んでみるのはいかがでしょうか?

週2回は出社デーを決めるなども良いと思います。

なぜリモートワークは取り入れた方が良いか

コロナが5類に変わっても、日本社会が旧態依然な世界に完全にもどることはありえません。
事実、お客様との打ち合わせも、以前のように対面を申し込んでも、相手先がオンラインを希望するなんてことは普通になりましたよね。

今後もオンラインを活用した経済活動は普通になるでしょう。

加えて社会の高齢化なども考える必要があります。かつてのように例えばご結婚などで、パートナーの方の生活拠点に移るために退職…だけでなく、例えばご自身の親世代の介護などで地元と東京など2拠点で生活しなければならない…そのような社会も遠くはないのではないでしょうか?

旧態依然と、そのようなことが起きれば退職…で本当に良いのでしょうか?
多様な働き方は、若い世代向けでなくむしろ経営者世代、管理職世代こそ自身の喫緊の課題になってくると思います。

リモートワークの方がむしろコミュニケーションも活発になるケース

会社だと「顔を合わせている」と言いつつ、周りの顔いろや空気を読んで、結果会話が弾まないなんてこと実際ありませんか?
意外とリモートワークの方が深い話ができたりもするので、コミュニケーションがとりやすい側面もあると思います。

飲み会でコミュニケーションと言っても、社交辞令的に趣味とかを話すだけですよね?
全員がいる前で、個人的な悩み相談なんて受ける管理職の方は稀有だと思います(実際起きえないはずです)。

冷静に考えれば、会社で「会っているだけ」でほぼコミュニケーションなんて取れてないケースは少なくないはずです。
先ほども触れた「ハイブリッド型」などもあるので、徐々に取り入れてみてはいかがでしょうか?

ハラスメントには注意

旧態依然とした場合、常にZOOMなどをONにして、管理職の方がメンバーをモニター越しに監視をしたり、時間を問わずチャットなどで即返信を求めるなどは、新たなハラスメントにもつながりかねません。

ミーティングも朝、夕2回などは実際ムダではないでしょうか?
実際18時退社だった場合、その報告を受けて、翌朝9時にまた報告を受ける…。
これって管理職の方の「自己満足」じゃないでしょうか?終業後の夜間に変化は起きないですよね?

退勤の際にチャットでチームメンバーが自由に書き込める場所で「お疲れさまでした!」などを自由に書き込めるようにすればよいのではないでしょうか。
その際、管理職の方も含め、全メンバーが「今日自分が何をしたか」を簡単な日報代わりに送り合ってみてはいかがでしょうか?

管理職の方が「報告を受けるのが当然、自分がいう必要はない」というスタンスも前時代的ではないでしょうか?

時代の変化を受け入れることも大切

恐らくこのコラムを読んで頂いているということは、「とは言ってもリモートワークを導入する必要があるかなぁ」と薄々感じていらっしゃる方だと思います。
私自身、実はコロナが始まり同タイミングで新規でチームを立ち上げたので、リモートワーク中心で、失敗も成功もすべて経験させていただきましたが、実はその以前。

当時所属していた会社で、テスト的にリモートワークを強制的に体験させられました。
その時に私が出したアンケートは覚えていますが「制度はあって良いと思うが私自身は否定的」でした。

そのような私でも、やはり慣れました。
チームメンバーとしての立場も、マネージャーとしての立場も両方リモートワークで経験しましたが、どちらの立場でもサボるとか全くないですし(慣れるとテレビやゲームなどあっても気になりません)、最初は不安だと思いますが「時代の変化を受け入れること」が大切だと、私自身、身をもって皆様にお伝えしたいところです。

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

DX推進のための役立ち資料

セミナーのご案内

CONTACT / OFFICE

CONTACT

TOKYO OFFICE

03-5422-3850

ACCESS

OSAKA OFFICE

06-7777-9633

ACCESS