2023.09.04

WEB業界

広告代理店と制作会社の違い

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みなさま、例えば「WEBサイトのリニューアル」を依頼する場合、大きく「広告代理店」と「制作会社」があると思いますが、これの違いってご存知でしょうか?

本記事では、簡単に両者の違いを解説したいと思います。

目次

広告代理店とは

まず先に広告代理店ですが、本来の業務としてはその名の通り、広告を代理で請け負う会社です。
本来は広告代理店が、広告を掲載する枠を持っています。

広告の枠とは主に次のようなものがあります。

  • WEBメディア(Google、Yahooや他にもエンタメ、ビジネス、グルメなどの広告が掲載されている情報サイトのこと)
  • マスメディア(TV、新聞、ラジオ、雑誌などの広告枠)
  • 交通広告(鉄道内の各種広告や、駅施設などの看板や様々な広告、デジタルサイネージなども含む)
  • 看板広告(幹線道路などに設置されている各種広告枠)

これらに掲載するための仲介を行う業務を主にするのが、本来は広告代理店と呼びます。

広告代理店にもタイプがある

みなさまもよくご存知の、超有名代理店様などであれば、実際広告枠の販売だけでなく、クリエイティブも一式グループ企業を含めて対応ができる環境が整っています。
実際、このテの大手代理店様は、いわゆる芸能界などにもコネクションがあるので、タレント様を使ったプロモーションなど、少し規模の大きな広告を行いたい場合に最適です。

中堅規模の広告代理店だと、実際は制作会社とほぼ変わらないというケースも少なくありません。
広告枠の販売だけでなく、そこに掲載する広告まで内製で請け負えるようにしている会社は多いです。カメラマンやライターなど専門スキルのあるスタッフが常駐している会社も少なくありません。

この場合、得意分野が雑誌広告など、紙面の方が強い。WEBの方が強いなど特色があるので、WEBサイトのリニューアルで広告代理店に任せたい場合は、その会社の得意分野を調べておいたほうが安心です。

広告代理店に制作を任せるメリットは、やはり広告(つまり集客)のプロなので、そことの連携、連動が取れるということだと思います。
一方で、ほとんどの大手広告代理店であれば、窓口は広告代理店でも、実際はそことのパートナー契約を結んでいる各制作会社が請け負っているというケースも多いので、シンプルにマージンが発生し、その分高額になりがちです。

ただしすべての広告物(WEBサイトだけでなくTVや雑誌など紙面広告すべて)を統一化できるメリットはあります。

WEBサイトを制作できる会社

次に制作会社です。こちらは種類として主に次のようなものに分類できます。

  • オーソドックスになんでも請け負える会社(ネクストソリューションズもこのタイプ)
  • 印刷会社(地方ではこのタイプも少なくありません)
  • WEB広告会社(リスティング広告などデジタル広告に尖った広告代理店)
  • CMSなどパッケージを持っている会社

最も多いのがネクストソリューションズと同タイプの、オーダーを請ければ基本なんでもゼロベースで制作する会社ですね。
数が圧倒的に多いので、全ての会社を調べるのは現実的に難しいと思います…。

印刷会社も特に地方だと、WEBも併せて請け負うという会社が少なくありません。
WEB広告は広告代理店の一種ですが、紙面などは全く対応せず、純粋にWEB広告(リスティング広告など)に特化した会社が多く、その延長でLPなどの制作も請け負うという会社が少なくありません。

次にCMSやECサイトのパッケージなど、プロダクトメーカー。これも多くの会社が自社のCMSやECパッケージを活用した、内製チームも持って活動している会社が多いです。

制作会社の広告は基本限定的

広告代理店も基本は、例えば交通広告会社がWEBサイトまで対応するケースはあまりないですし、限定的になりますが、制作会社も広告代理店のような立ち位置を行うこともありますが、その対象はかなり限定的なものになります。

WEBサイトの制作会社に限定すると、ほぼ9割はネット広告限定で、マスメディアの対応までワンストップで出来る会社は少ないと思います。

広告代理店と制作会社どちらを選べばよいか

目的次第で、例えば超大手広告代理店であればマルッと対応しますが、通常相当高額になっていきます。
少なくとも「10万円でなんでもやってほしい」とか、そのテの相談は門前払いになると思います。
ただTVCMから雑誌、WEBまで全てブランディングを統一したいなどの場合は最適だと思います。

他の中堅規模の広告代理店なども、やはり広告に力を入れたい。特に店舗であったりリアルな広告訴求が優先順位が高いのであれば、向いていると思います。
広告に関しては例えば、TVの枠にしても、雑誌などの紙面枠。交通広告も看板の場所代などは代理店が決めるわけでないので、小さい広告代理店なら安く依頼できるという世界ではありません。

ただ制作費に関しては比較的応相談というスタイルの会社も少なくない印象です。

一方で広告がメインでなくWEBサイトに拘るのであれば…さらに例えばSFAやMAとの連携だったり、ECサイトのようなシステム案件と呼ばれるようなものが優先順位が高いのであれば、餅は餅屋でネクストソリューションズのような会社の方がお望みに近いものが出来上がると思います。

広告のことなら広告代理店。WEBサイトのリニューアルであればWEBサイトを専門にしている制作会社が基本原則だと思います。

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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