2023.09.25

WEB業界

電話営業してくるWEB制作会社は悪徳業者?

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よくインターネットで「電話営業するWEB制作会社」などと検索すると、否定的なブログやコラムを目にします。

「WEB制作会社なのに、電話営業しなきゃダメならそこのWEBサイトってダメじゃない?」

よく見かけるこの意見。今回はWEB制作会社のテレアポについてコメントしたいと思います。

目次

電話営業する会社は悪徳会社ではありません

今回、最初に結論を話せば「電話営業する会社は悪徳業者ではない」ということです。
私も20代の頃に営業マンを経験しているので「攻めの営業」「待ちの営業」という言葉はよく聞きました。今風の言い方をすれば前者は「アウトバウンド営業」で、後者は「インバウンド営業」。

後者はいわゆるWEBサイト等からの問い合わせを増やすといったところですが、後者だけで成り立つ企業、業界は少ないと思います。
特に営業電話を行うWEB制作会社は信頼してはいけないとコラムなどを書かれる同業の方は、「SEO対策もできない証拠」だと書かれていますが、そもそもこれだけコモディティ化が進んだ社会で「WEB制作会社」等でトップに表示されたところでという課題。

どこも一定規模以上であれば「成果創出」「ワンストップ」「コンサルが得意」等の謳い文句。
フリーランスの方も、よく弊社のWEBサイトから営業メールを頂き、実は私が一次請けで全メール拝見していますが「〇〇向けデザインが得意」「〇〇を使った実績多数」など大小問わず、キャッチコピー、営業文句が同じで特徴がないのが実態です。

営業行為は精神的ストレスが多いのは私自身身をもって知っています。ですので「攻めの営業が苦手だから、待ちの姿勢でいたい」という本音は理解しますが、やりたくないからと言って、電話営業そのものを悪徳業者と言ってしまうのは少し考え物だと思います。

複数回のアタックは悪徳業者か?

では分かった。電話営業そのものは否定しない…。だけど一度断られたのにまた電話するのはどういうこと?

と思われた方。シンプルにWEB制作業はBtoBビジネスです。BtoBの場合購買意欲に波があります。
私自身、ある会社の広報マーケの責任者を担当していた頃、突然その会社の代表が「出版したいのでマーケで出版社を調べてくれ」と言われ、慌てて何社も出版社に問い合わせ、コンペを行ったことがあります。

こんなこと、どこの会社でも大なり小なりの差こそあれ、珍しいことではありませんよね。

そのタイミングでもし出版社から電話営業があれば、「よく電話くださいました!待っていたんですよ!」の状態。
しかし代表から依頼入る直前であれば電話に出ることもなかったと思います。短期間で購買意欲が変わった代表的実例です。

WEBサイトも突然、経営者の鶴の一声でリニューアルプロジェクトが始まることだって珍しくありません。ですから一度電話で断れても「以前は不要とのことでしたが、なにかご状況は変わられましたか?」と電話することは理にかなった行動です。

もちろん毎週ずっと架電されれば、シンプルに「ウザい」のでブラックリスト入りしてしまうと思うので、数ヶ月に1回など期間は置いた方が良いと思います。

インバウンド頼みにできない理由

制作業界の方って、いわゆる体育会系を少し嫌がる文化があるのは事実ですし、そのテのノリを否定したい心のバックボーンがあるのは私も分かっています。
ですが「待っているだけ」では何も始まらないのは事実です。

WEBサイトのSEO対策をどれだけ行ったところで、逆営業でない有効なリードなんてそんなに増えるものではありません。
純粋に名刺をかき集めたいのであれば、月数十万円単位でSEOに費用をかけるより、1回で500万~1,000万円規模であっても展示会に出展した方が効率が良いです。

WEBサイトのお問い合わせがあっても、それが予算など自社にとって希望のものとは限りません。

「この会社の仕事が欲しい」なら待っていても、いつまでも片想いのままです。

インバウンド営業を増やすために、弊社ネクストソリューションズでも日々、このようにコラムやウェビナーの企画などを、タッチポイントを増やして対策を進めていますが、これらは中長期的に継続して進めていく必要があります。

一方でコラムばかり書いているわけにもいきませんよね?私自身も営業マンではなく、マーケテイング部門の担当者ですが、フォーム営業はよく行って「攻めの営業」は行っています。

WEB制作会社の営業手法とは

ちなみにWEB制作業界の営業手法、気になりますよね?
私自身、複数の会社で20年近く業界にいますので、大体このあたりかなと言ったところを一覧にしてみます。

  • 電話営業などのアウトバウンド
  • 展示会に出展
  • 大手広告代理店などの下請けがメイン
  • 知り合いからの紹介

大体このあたりが多いと思います。
営業しなくても良いとよく仰るのは、大抵古くから代理店との付き合いや、紹介営業で太い人脈が確率されたところが大半です。
新規参入するのであれば、もう2000年代前半の頃とはWEB業界も相当成熟してきたため、待っているだけではダメだと思います。

ですので、WEB業界にかかわらず、どこの業界、どこの会社も行う新規の「電話営業は悪徳業者ではない」と繰り返しお伝えしたいと思います。

新規の営業先が枯渇していてお困りの方へ

本文中に展示会なども記載しましたが、まとまったマーケテイング予算が使える会社の方が少ないのが実情だと思います。
営業リストも、少し前に購入したもので使い道に困っているという方。

むやみにWEBサイトのリニューアルを行っただけでは効果が出るというものでもないですし、よければセカンドオピニオン代わりにネクストソリューションズに相談してませんか?

私自身のスケジュール、下記ボタンより自由に抑えていただけるので、お気軽に無料相談、ご活用くださいませ(30分と1時間どちらか選んでいただけます)。

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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