2023.10.23

マーケティング

WEBのメリットとデメリットについて考えてみる

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私は2000年代初めの頃からのWEB業界人ですが、一方で学生時代にはまだまだWEBは一般的でなく、オフラインで情報収集を行ってきました。

ですので「WEBこそ全て」という感覚はないですし、オフラインイコール古いもの。

といった考え方こそステレオタイプな感覚を持っているので、今回はWEBのメリットとデメリットについて考察してみたいと思います。

目次

WEBのメリットは深堀が行いやすいこと

まずWEBのメリットは、「関連情報」といった感じで、自分が関心を持っていることについて、次から次へと情報が入ってくることだと思います。

私は今、市民ランナーとしてハーフマラソンを走っているのですが、陸上経験はゼロなので練習方法や、フォームなど何も知りません。
昔であれば本屋さんに行き、書籍を見ながら想像を働かせ、それを試していくの繰り返しでしたが、今は本当に便利ですよね。

ランナー系のYouTubeチャンネルも多数。その分野のインフルエンサーの中で、自分のレベルにあった情報を出しておられるチャンネルを登録し、本当によく参考にさせて頂いています。
書籍と違って、トレーニングも実演して頂けるのでとても分かりやすい。

これは本当にメリットです。そしてさらにメリットだと思うのが、ランナー系チャンネルをよく見ていると、どんどん関連動画を表示してくるので、また違うインフルエンサーのチャンネルの存在を知り、またそれぞれが異なるアプローチでアドバイスして頂けるので、とても助かっています。

このように、どんどんと1つの事柄について深堀をしていけるのが、WEBのメリットの1つではないかと思います。

誰でもいつでも情報を発信できることもメリット

私は学生時代バンドマンをやっていました。プロ志向で、学生なりには考えて自分を有名にする行動をとっていました。

例えばNHKののど自慢の予選に、自分とは全く関係のない街にでかけてみるであったり、バンドメンバー募集で、全く関係のない大学の教務課にお邪魔して、許可を貰ってチラシを貼るなどしていました。

今であればYouTube含めたSNSで誰でも簡単に発信者になれるので、同じような音楽活動など志している方にとって、最強のツールではないでしょうか?

「歌ってみた」とかやってみたかったですね(笑)。

これはマーケ担当者の方にとっても最強のツールだと思います。ウェビナーなんてまさに最たるものではないでしょうか?
特に有名でもなんでもない、普通の会社の私たち、広報マーケ担当者が、実際全世界に向けて情報発信が簡単に行えるようになりましたよね。

WEBのデメリットは偏ること

一方、WEBの最大のデメリットは情報が偏ることだと思います。

メリットの「関連情報」を次から次へと提案してくれるものですが、それは「諸刃の剣」の性格があり、「自分が関心なければ見る機会がない」ということ。

さきほど音楽の話をしましたが、昔はCDショップに行って、アルバイト代が入れば次から次へと様々なCDを購入していました。
CDショップに行けば、興味あるジャンルコーナーだけでなく、好きなので一応全フロアを見回りたいんですよね。

そうすると「気になったジャケット」を手に取り、視聴コーナーない場合は「買って聞いてみよう!」といった感じで、新たな出会いがあったのですが、今だとAppleミュージック派なのですが、やはりそういった「今まで知らなったジャンル、バンドとの出会い」がかなり限られてしまいます。

結果、情報が偏ってしまうことがWEBの最大のデメリットだと思います。

マーケ担当者の方はハイブリッド型の感覚が大事

WEBのメリット、デメリットを考えると、マーケ担当者の方に求められる感覚はハイブリッドだと思います。

WEBにはWEBの良いこと。オフラインにはオフラインの良いことがあるので、バランス感覚が大事です。自社のことを全く知らない方に、存在を知っていただくということを考えれば、「4マスなんてもう古い!広告ならWEB一択」というのは極端。

なぜならば先にも触れましたが、例えばこのコラムを読んで頂いている方のビジネスに、私が関心なければ私はみなさまの会社の存在を、恐らく未来永劫知ることはありません。
なぜならば私には、関心がないみなさまの広告が表示されないからです。

ですがオフラインはいかがでしょうか?

基本オフラインの世界は「偶然の連続」だと思っています。例えば展示会のような場所を思い描いてください。目的をもって会場にいったとしても、ブースの飾りや、呼び込みなどで全く当初は予定もしていなかった会社を知るということはあり得ますよね?

TVや新聞、雑誌等の広告も同じ性格です。
認知を向上させるのであれば、やはりオフラインの世界が強いです。

例えばユーチューバーです。実際、著名な方と言っても、実際それは限られた世界観ですよね?有名と言っても、そのジャンルに関心のない方には全く視聴されていないわけです。
実際私も、あまりエンタメ系のチャンネルには関心がないので、有名と言われている方のお名前は存じ上げていても、どんな顔をされているのか、どんなチャンネルなのか全く見当がつかないのです…。

関心がある無しに関わらず、多く&広く知られた存在としては、やはりTVスターには叶わないでしょう。

WEBで自社の認知度を向上させるために大事なことはタッチポイントを増やすこと

タッチポイントとは、ユーザとの接点のことです。

一般的にはその接点として、WEBサイトやSNSなどといった「媒体」だけに焦点が充てられがちですが、それだけではありません。
例えば、弊社では自社のWEBサイト(今、みなさまが見て頂いているこのサイトのことです)に、このコラムや、ウェビナーなど複数のコンテンツを準備。これも接点ですし、さらにジャンルもなるべく多岐にわたってお届けしています。

ネクストソリューションズという会社を知っていただくきっかけは、「WEBサイトリニューアル希望の瞬間」だけではないと考えています。
というか、WEBサイトリニューアルのタイミングって、オリンピックレベルで数年に1度ですよね?であれば、リニューアルの情報ばかり出していては、みなさまに知って頂く機会がかなり限られてしまいますよね。

ですから様々なジャンルで、ウェビナーの企画をしたり、このようにWEBサイトリニューアルとは関係のない情報発信を積極的に行っています。

このように、みなさまも様々な切り口で情報発信をされることが重要だと思います。「今すぐ、アポ取らせてくれる方向けの情報発信!」のように偏った情報発信はあまりオススメではありません。

WEB情報自体が、関心のない方には全く知られるものではない、ウィンドウショッピングが性格上難しい媒体だからこそ、多方面に様々な情報発信を行い、自社&サービスの認知度向上を行っていかれることをオススメします。

自社のWEBサイトの活用方法でご相談をご希望の場合は、お気軽に無料個別相談をご利用くださいませ!

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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