2023.11.20

マーケティング

【来場者向け】展示会を有効に活用するために

  • 展示会

何度かこのコラムでもテーマにしてきている「リアル展示会」ですが、これまでは出展者向けに、元出展企業のチームリーダーだった経験からアドバイスをさせて頂きましたが、今回は「来場者」の方向けに、「出展企業の中の人」として、賢い、有効な活用方法を解説させて頂きたいと思います。

目次

会場に戻りつつある来場者

2023年10月末に、幕張メッセで行われたRX Japan主催のJapan IT Week【秋】。
来場者数が41,839人と公開されています(参照元はこちら)。

私がネクストソリューションズにジョインする前、2020年秋、2021年秋に同じ、幕張メッセでのJapan IT Week【秋】に出展しているのですが、当時の来場者数は22,315人、22,792人だったそうで、倍近くまで来場者が戻っていることが分かります。

私が出展していた2020年、2021年は明らかに客足が少ない時間帯などが目立ち、逆にコロナ禍の中でも来場いただくお客様に「見込みでないと思っても雑に扱わず、おもてなしの心で接客して欲しい」と営業チームにお願いを出したことを覚えていますが、ここまで客足が戻っているということで、出展社サイドでなく、来場者の目線で展示会を有効に活用いただくためのアドバイスをさせて頂きます。

だって、私も経験ありますが東京に勤務していても幕張メッセまで行くのが大変ですし、会場も広く、半日仕事になってしまいますよね?
ぜひこの記事を読んで、参加される展示会を有効に活用して頂ければ幸いです。

出展社は数多くの来場者と接触することが目的

展示会出展サイドは「数打つ場」であることは事実なので、とにかく多くの方に接触を図ります。
ですから「回転率」というものを、出展サイドは大切にしています。

言い方は良くないのですが、混雑している時間帯は「興味関心層」で、まだまだ「購入を考えている段階ではない」と判断した場合、他の来場者にアプローチをしたいと考えているのが本音。

私はマーケティングの人間でしたから、営業にはなるべく見込みの高い来場者の接客に励んでもらい、興味関心で訪問されてこられたり、或いは逆営業の方も少なくないので、そういった方の対応はなるべく私自身が行っていました。

ここから、来場者の方に展示会を有効に活用いただくポイントがあるので、今からそれをお伝えします。

最終日の閉店近くは避ける

展示会って、水木金といった日程も多いです。ですので、来場される方も正直ベース、出張で来られる方であれば「金曜遅くにいって、そのまま土日、自費で宿泊して帰ろう」であったり、東京の方でも「そのまま直帰で飲みにいこう」といったことを考えておられる方もいるのは事実でしょう。

ただし展示会でまじめに情報収集されたいのであれば、最終日の遅い時間はオススメしません。

なぜなら大混雑しているから、きちんとした接客を受けられない可能性があるからです。
狙い目は2日目、3日目の午前中がまだ比較的空いているのでオススメです。

あと最近の傾向だと初日も来場される方が比較的少ない傾向にあります。

パンフレット集めならインターネットの方が効率的

そもそも展示会に出展している会社って、ごく一部です。

パンフレットだけ片っ端から集める方もいますが、正直、それだとインターネットで集める方がよほど効率的だと思います。

「だけど名刺渡せば、後で営業されそう」と思われると思いますが、だったら担当と話してみて、今後コンタクトとっても良さそうと思ったら名刺を渡すでも良いと思います。

私も展示会会場で、実際に対応させていただき、お話しさせていただいた上で「信頼できそうなので連絡先お渡しします」と名刺を頂いたこともあります。

せっかく展示会会場まで足を運ばれるのでしたら、やはり事前にチェックしたいブースを下調べしておいて、そこの説明員の方とお話しした方が良いと思います。
元、展示会運営チームのリーダーとして、ブースの設計やノベルティなど、各社同じように見えるかもしれませんが、各社様々な拘りを持って皆様をお迎えするための工夫を行っています。

私も2020年秋、まさにコロナの一番厳しい状況下でしたが、「非接触」「WITHコロナ」をテーマに、人員を少なくし、代わりにペッパー君を配置するなど色々取り組みをさせて頂きました(ペッパー君はトラブル続きで中途半端な結果に終わってしまいましたが…)。

折角交通費も、時間も使って展示会場に来場されるのであれば、インターネットでは得られない体験をして頂くと、元展示会運営チームメンバーとして嬉しい気持ちになります。
このコラムが皆様にとって、有益な展示会の「活用法」の一助となれば幸いです!

展示会で「WEB制作会社も探してみよう!」とお考えの方は、ぜひ事前情報として次のコラムもご覧くださいませ!

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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