2023.10.03

マーケティング

企業SNSアカウントのフォロワーを増やす方法

  • SNS
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私は2023年6月にネクストソリューションズにジョインしてきましたが、直前1年弱ほど人材サービス業界にいました。

そこの会社でX(旧Twitter)のアカウントを運営していましたが、昨年12月時点で50名前後だったフォロワーを退職した5月中旬時点では2,000名近くまで費用をかけることができなかったため、マンパワーで増やしてきましたので、フォロワーを増やすことにお悩みのご担当者様に、少しでも参考になることがあるかと思い、どのような施策を行ったのかをお伝えします。

目次

私が行った3つのこと

ではまず結論から、実際に人材紹介サービス会社のアカウントで私が行った3つのことを先にご紹介します。

  • 相互フォロー募集のハッシュタグ活用
  • 相互フォローを求めるリプライを送る
  • 共通のハッシュタグを活用するアカウントに積極的に「イイネ」をする

では1つづつ簡単に解説していきます。

相互フォロー募集のハッシュタグ活用

私がよく使ったのは以下のハッシュタグでした。

  • #企業公式がお疲れ様を言い合う
  • #企業公式〇のフォロー祭り(※〇には春夏秋冬が入ります)
  • #企業公式相互フォロー

これに加えて文字数的に余裕がある場合は、人材系の企業アカウントでしたので「#転職 #副業」などを加えていましたが、短期間で効果があったのは上記3つ。
人材系の会社って、ターゲットが2軸あり、1つは求人企業(人を採用したい企業)と、2つ目は転職や副業(その会社は副業をウリにしていたので)などの求職者です。

X運用は個人、つまり求職者集めなのですが、私がその企業のアカウントを運用し始めた時は、代表の付き合いなど数十名。
投稿している内容も、ただただ無機質に営業っぽい内容が複数あるだけ。これでは普段SNSをやっている方だと分かりますが、誰もフォローしませんよね?

フォローしやすい状況って「一定数以上のフォロワーがいる」ことと、「キャラクターとして楽しい」この2つ。
まずは数十名しかいなかったフォロワーを「一人前」と呼べそうなレベルまで増やさないと、個人の方がフォローしたいと思える状況でないままなので、とにかく「手っ取り早く」フォロワーを一定数以上に引き上げるために、企業公式相互フォローを稼ぐ作戦に出ました。

これはまだまだ数百名程の、小さなアカウントだと効果を感じやすいと思います。

相互フォローを求めるリプライを送る

ある一定数以上のアカウントの持ち主って、日々フォロワーが増減していくので「誰が増えて、誰がいなくなったんだろう」って追わない傾向にあると思います。

私も個人のXアカウントは、相互フォローなどは一切行わない方針で運営していますが、現在3,000名以上のフォロワーがいます。
インフルエンサーと言うにはおこがましい、弱小アカウントではありますが、それでも少なくはなく、日々増えたり減ったりなので、誰がフォローして頂いているかチェックはしていません…。

フォロワーの多いアカウントって、そういうものだということを、自分自身身をもって知っているので、こちらから「フォローしました!フォロー返して欲しいです」という内容のリプライを送りました。

これはSNS慣れしていないと、営業メールのようになってしまうと思いますが、大切なことは「緩い雰囲気を演出し、相手に警戒されるようなメッセージを送らない」ですね。感覚的で難しいかと思いますので、当時実際に私が送っていたリプライを、アカウント名など推測されない範囲で実物をご覧ください。

共通のハッシュタグを活用するアカウントに積極的に「イイネ」をする

次に積極的に絡んでいくことも大切です。

同じハッシュタグを使っているアカウントの投稿に「イイネ」をしにいったり、あとよく「フォロワーが〇〇人超えました!」等の投稿が出ているので、そこに対しても積極的にコメントをしにいきました。

先にも触れましたが、フォロワーが多いと「誰がイイネしてくれたんだろう」とか見にいかなくなるものです。
リプライを頂いても見落とすことはありますが、絡むことが目的なら確実にメッセージを送ること。

同じく当時のアカウントで私がどんな感じで絡みにいっていたかを公開します。

増やすコツは楽しいを忘れない

これ、頭の良い方が結構陥ってしまいがちですが、「理想を追うことをやめる」ことが大切です。

自分たちの理想とする投稿内容に多くのフォロワーがついてくれる…そういったものですね。
もちろんそれが悪いわけではないんですが、多くの方に見て欲しい、つまりフォロワーが欲しいなら言葉選ばず言えば「カッコつけは辞めましょう」です。

私は学生時代、音楽や芝居をしていた時期があります。
自分の歌いたい曲しか歌わない人は売れにくいです(私はソレです…)。商業音楽などと揶揄されても、市場が求めるものを提供する方が売れやすいです。
マーケテイング用語でいえば、前者はプロダクトアウト型。後者はマーケットイン型です。

SNSも同じです。「自分(自社)の理想、見て欲しい自分(自社)」をファンもいない時から気取ったところで、大抵は「売れないミュージシャン」そのものです。

難しく考えずに、ウケを狙っていく姿勢が大切です。自社の訴求したいサービスを多くの人に見ていただくなら、カッコつけて数十名しかいない(それも実態は知り合いばかり)アカウントで投稿したところで、何の反響も得られませんよね?

Xであれば楽しく、インスタであれば映える写真。そこにいる人たちが求める性格を演出していけば、確実に徐々にフォロワーも増えていきます。
増えてから、徐々に本当の自分(自社)を出していけば良いと思います。

どのようなアカウントもフォローした方が良いか?

フォロワーが増え始めると、何もしなくても徐々にフォロワーが増え始めます。
その際、フォロー返しをするか否かですが、私は基本、先の人材会社のアカウントでは行ってきました。

それが政治家のアカウントなどであっても、基本全てフォロー返しをします。ですがこのケースで唯一注意をしていたのは、どこの政党も全て返すことです。企業公式アカウントなので、政治的イデオロギーの性格がついてしまうのはデメリットもあるためです。

唯一フォロー返しをしないのは「絶対儲かる方法を教える」系のアカウントだけでした。

個人のアカウントも積極的に運用しましょう

さきほど理想を追わない方が良いとお話しましたが、理想を語る方って、お話伺っていると自身はSNSをあまり活用されていないことが多いです。
SNSの企業アカウントを成功させるコツ」でも触れているのですが、実はX(旧Twitter)で「閲覧しているだけ」でなく、「情報を発信している」方って、実は1割程度です。

つまり企業のSNS担当者も、少なくない方が投稿慣れしていません。
普段から「どのようなアカウントが人気がある」「どのような投稿が支持を集めやすい」といった肌感を持っておくことはとても重要だと思います。

これは「習うより慣れよ」の世界なので是非積極的に個人のアカウントも作って、SNS慣れをされることをオススメしたいと思います。
最後宣伝ですが、法人向けにSNSの研修サービス「SNS SCHOOL」を運用されている株式会社BESWと、SNSをテーマにした無料ウェビナーを開催しました。
下記より24時間視聴可能なアーカイブ動画をご覧いただけますので、ご関心のある方は是非お申込みくださいませ!

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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