2023.11.10

マーケティング

WEBマーケティングに近道はなし

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インターネットで様々な情報を検索すると、だいたい「簡単」「誰でも」「ラクに」などの文字が飛び交いますよね?

ですが、当たり前ですが、そんな簡単に、誰でもスグ、ラクに成功を掴むことは可能なのか?
WEBマーケティングに絞って考察していきたいと思います。

目次

インターネットにはびこる「簡単」という文字

もう先に結論だけ言っておきますが、何事も「簡単に」なんてものは存在しません。
なぜ、そのようなタイトルの記事が増えるのか?それは人間の本性として、「苦労したくない、ラクに成功したい」という気持ちが勝ってしまうからですよね?

ちなみに私は、2年ほど市民ランナーをやっています。レースに出始めてこの記事を書いている2023年11月現在で丁度、約1年です。

このマラソンというスポーツが「ガチ」でタイムを狙う。つまり競技性を求めだした(ファンランと呼ばれる、写真を撮ったり、美味しいものを食べたり等、イベントを楽しむランニングではないもの)瞬間、毎月のトレーニング量も増えますし、自然とケガのリスクも増えてきます。

しかし、そういった苦労を嫌う方に向けて「練習せずにフルマラソンを完走する方法」なんてブログや、動画なんかがあったりします。
ですが、皆様分かっていると思いますが、現実には練習を全くせずにマラソン完走なんて無理ですよ。

大学受験と同じですね。「自宅学習ゼロで東大に受かる方法」なんて、本気にしますか?

ツールを入れるだけでは効果は生まれない

さて、では例え話はここまでして、WEBマーケティングに話を戻します。
例えばいわゆる「LPOツール」や「MA」。あるいは「CMS」を導入すればマーケティング課題が解決するかと言えば、これは答えはNOです。

「LPOツール」でABテストができるや、ポップアップバナーが出せる。それによってコンバージョン率が改善…
CMSなども同様ですが、そもそもツールは単なる道具です。

道具が優秀であれば必ずしも素晴らしい効果が生まれるかと言えば、それは全く別の話。先のマラソンの例に戻りますが、オリンピックで金メダルを取れるランナーのシューズを履いたところで、それを使いこなせるだけの筋力、技術がないと逆にデメリットが勝ってしまう恐れもあります。

ましてやLPOツール、MA、CMS等は「必殺道具」と呼ぶには少しパワー不足。無くたってWEBマーケティングは十分に可能です。
すなわち道具に頼ればなんとかなるという考えを、捨ててしまうことが重要です。
(※補足しますが、それらは便利な道具であることは間違いありません。)

近道はどの世界にも存在しない

冒頭の例え、誰でも簡単に東大に受かる方法なんて、この世界に存在していないことは皆様ご理解いただけると思います。

理屈ではなく、近道なんてこの世界には存在していませんが、それを楽に得ようとする、強い言葉に言い換えれば「簡単に〇〇出来る特効薬」を求めてしまうから、結果使いこなせない高額なツールばかり買ってしまうわけです。

道具に頼る前に、道具を使いこなせるだけの受験で言えば勉強が必要ですし、マラソンであれば毎日、10キロ程度走っても疲れない程度に練習を重ねておくことが必要です。
これらが出来ているからこそ、道具がさらに背中を押してくれるわけです。

勉強や、練習なんて1日2日やったところで何の効果も生まれないことは言うまでもありませんよね。

マーケティングを成功させるには種まきが重要

プロ野球界の名将、故野村監督の有名な言葉があります。「1年目は種まき、2年目は水やり、3年目で花を咲かせる」

これはマーケティングも同様です。会社の知名度を上げるのであれば、営業マンが全ての会社に1回テレアポすれば良い…そんな簡単なものでありませんよね?
テレビに1回、2回出たところで、逆に皆様はそのような会社やサービスを記憶していますでしょうか?

継続をしていくしか知名度はあがりませんよね?

今、ネクストソリューションズではコラムやウェビナーを始め、コツコツと知名度向上を行いだしたところです。
半年ほど続けて、ようやく単独でウェビナー等も行っても、そこそこ集客ができるようになってきました。

これを継続していくしかないのです。種をまいてすぐに芽は出ません。水をやって大切に育てていってはじめて、「受注」という名の花を咲かせられるわけです。

「待てないよ!さっさと営業(自分)の話を聞いてくれる人だけ欲しい!」なんて言ったところで、そんなの東大のクダリと同じです。

マーケティングだって「練習」は嘘をつかない

ド昭和なことを書いてしまったかもしれません。ですがこれは事実です。勉強も練習も必ず力になります。目標に到達できる時間に個人差があるだけです。

マーケティングだって同じです。ウェビナーだって最初は集客ゼロも珍しくないでしょう。ですがそれでも積み重ねていけば必ず集客ができるようになっていきます。
コラムだってなんだって同じです。ただし辞めてしまえば練習と同じです。またゼロに戻ってしまいます。

皆様も経験あると思います。高校時代は部活をやっていたけど、その後10年も20年も全く体を動かさなければ、その時の貯金なんて底をついていますよね?
マーケティングも痺れを切らして辞めてしまえば全く同じことです。

今は成果を感じなくても、歩みは遅くても確実にゴールに向かって進んでいます。
だからこそ、今行っているマーケティング施策を諦めずに継続してみてください(もちろん調整は必要ですが、短期間で結果を判断しないことが重要です)。

「簡単に、努力せず、成果が出せます」なんて甘い言葉に吸い寄せられてしまうのは、人間である以上やむを得ないところです。
が、当コラムでは本質をお伝えしたいので、敢えてウケの悪いことを書きます。

「ローマは一日にして成らず」

ネクストソリューションズでは「とりあえず何かツールを売ろう」「必要なさそうだけどWEBサイトのフルリニューアルを提案しよう」なんてことはしません。
地道な一歩を共に伴走していきますので、本質的な改善を求めておられる方は、是非一度、弊社までご相談くださいませ。

著者・編集者情報

藤江信之 (マーケティング室)

京都出身。

大学卒業後、税理士向け商社で営業マンを経験したのち、2000年代前半より広告代理店や、WEB制作会社等で主にクリエイターとして従事。
大手エネルギー会社や、大手小売店、某市地下鉄などのWEBサイトやプロジェクトに関わる傍ら、2010年頃まで、都内のWEBデザインスクールで非常勤の講師を務める。

その後クライアントワークから、自社の広報マーケティングにキャリアチェンジ。
上場IT企業のマーケティング部門立ち上げに中心メンバーとして関わり、ウェビナーや展示会の運営などを通じリード創出を行う。

人材サービス会社を経て、2023年6月ネクストソリューションズに入社。
“提案サイド”と“担当者サイド”両方を経験した知見を活かし、マーケティング室の立ち上げ中。

趣味は市民ランナー&高校野球観戦&古城跡散策のマニア。

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